汗まみれ‘04

小越勇輝さんにたどり着いたオタクのブログ

天敵の魚

今日の晩ご飯一品はイワシの煮たやつ。全くうまそうじゃない写真。


私は魚をあまり食べないので、積極的に料理したい方ではないのです。
好きだと自分が食べたいから作りますけど、魚という生き物自体を認めることができないぐらい嫌いで、生どころか干物でも触りたくないし鮮魚売り場のあの生臭さが受け付けない。せっかく日本海沿岸に生まれたというのに。
ちなみに肉は平気で触ります。内臓系でも大丈夫。だから生臭いのがダメっていうのは、ちょっとウソかも。
しかし父が大の魚好きなので、魚料理は避けて通れないのです。
晩ご飯の支度を引き受けるようになってから、ひとまず干物系を食卓に出していました。サバ・カレイ・めざし・ぶりのナントカ漬け・鮭の切り身をローテーション。できるだけ触らないで、グリルに突っ込んで10分待てばできあがるもので茶を濁していたのですが、「また○○か…」というつぶやきをしょっちゅうきくようになったので、今度は丸焼き系も加えました。これは塩を体につけなければならない。大変。
今は刺身も売ってありますが、父は売ってある刺身などは食べてくれません。鮮度が落ちておいしくないそうです。短冊でもダメなの。私からしたら、刺身自体がうまそうじゃないんですけどね。


さすがに、ずっと焼き魚系…とふと気づいて父が不憫になり、意を決して生魚煮付け系にチャレンジすることにしました。
いきなりさばくのは精神的に無理だと判断し、あらの煮付けを出すようになりました。これは母がやってるのを見て、自分にもできそうだなと思ったのです。


母のやり方。

  1. アラを鍋にぶち込む
  2. 酒を適当に入れる
  3. 砂糖パッパッ
  4. こいくち醤油チョボチョボ
  5. ショウガをダイレクトにすりながらたっぷり入れる
  6. アルミホイルで落し蓋
  7. 5分強待つ



水は入れないのが母流。その分酒をたくさん使うのですが、なんかのお祝いでもらっていた鷹勇をふんだんに使っています(父にバレると叱られる)。
私はさらに横着をして、チューブ入りのショウガをブチューーッと入れます。
言葉にするとまるでインスタントかと思うくらい簡単なのですが、味付けはやはり難しいものです。薄味(てかほぼ味なし)が好きな私が作ると味が薄いとよく言われるので、「ちょっと辛いかも」ぐらいで作るとクレームがきません。この辺のさじ加減が難しい。ってさじ使わんけど。
で、バカのひとつ覚えで、ブリアラが店頭にあれば買ってきて、しょっちゅう出していたら、今度は「またこれか」と言われるようになりました。
父は行儀が悪い食べ方をする上、韓国箸を使っているので、あらみたいなほじくってちょこちょこ食べるものがあんまり好きではないらしいのです。
そこで今度はイワシに挑戦。
イワシはちっちゃいので、精神的ダメージが少ないし、何よりも祖母が大好きなのでよく作ります。


内臓を取る作業はいわしで精一杯ですが、切り身の状態だったら他の魚もできるようになったので、これらもローテーションに加えることができるようになりました。
母が150cmの体で50cm以上あるはまちを文化包丁でさばく姿は結構かっこいいので、自分もできるようになりたいと思っています。