はぐれ刑事純情派・山岡刑事殉職編

ABCテレビにて再放送。城島茂扮する山岡刑事は、４年間という若手としては一番長い期間、山手中央暑に在籍していた刑事だ。ああみえてキャリアであった。親が確か弁護士で、反発して刑事になったらしい。キャリアなのに八丈島に飛ばされる。で、安浦刑事の娘ユカちゃん（小川範子）とムフフな仲。あとは結婚する姿を拝むだけだなと思っていた矢先、殉職するときいて、当時中の人の事より動揺した。現に、放送中に山岡さん逃げて！とか死なないで！とかどうでもええから救急車よべやゴルァ!!とか大号泣しながら見ていた。死んでしまったらまぁ、これはこれで誰のものにもならずに済んだのか…とほっとするというなんともイタイ感情を抱いたのであった。
そんなドラマの再放送、DVDレコーダでまた録画をした。気付いたのが遅かったので、最初の、八丈島のシーンはとれず。
しかしなんだなぁ、演技がクサい。セリフも何を言ってるか分からない。きょとんとする顔はお上手だったけど。バラエティやライブMCでも見れる顔。普通にレギュラーで出ていた時、リーダーの演技について、並に出来ると思っていたんだけど今は…。本人がそんなにドラマをやりたいと思っていないのと、力みすぎて不自然になっているのと。個人的にはまた機会があれば役者やってみて欲しい。単発で。犯人役とか、殺される役もいいね。サスペンス限定とは言わんけど、恋愛モノって浜木綿子のおふくろシリーズぐらいしか見たことないのだ。あれも恋愛はどうか微妙。でもキスシーンあったｗ
まそれはさておき、山岡刑事の殉職シーンは思っていた以上に悲惨で涙なしには見られない。これからユカちゃんにプロポーズをしにいく途中、いきなり男２人に襲われてナイフで足や腹を刺され、それでも乱闘の末必死に男たちを捕まえ、血だらけの手で震えながら手錠をかけ、その後ユカちゃんの元へ、転びながらもはいつくばって会いにいく様は、今これをかいている際にも涙が滲んでくる。
今年４月から、ファイナルが始まっている。ユカちゃんは、山岡刑事の遺志を受け継ぎ警察官になることを決めた。山岡刑事は生きていたら、絶対に止めるんだろう。やっさんも、大切なユカちゃんが結婚を約束した男と、一緒に頑張ってきた大事な部下を同時に亡くした思いは、一生深い悲しみとなって残るのだろう。この親子の複雑な思いが絡み合う中、なんともユカちゃんの思いが健気でいじらしいではないか。
なので、山岡刑事の遺影を見るついでに、毎週見ている。最終回はどうなるのか楽しみ。なんだかんだで一番気になるのはやっさんとさくらのママの関係だな。